LSFGで網膜血管の血流を解析するには、どういう点に注意しなければなりませんか?
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LSFGでは、流速は平均毎秒何ミリメートルといった絶対速度は計測できません。
LSFGでは、同一部位において血流値の経時的な変化を比較することが可能です。
例えば、術前と術後に血流値を測定・比較することで、その効果を確認することが可能です。

LSFGでは、細い管の中を高速に流れている動脈よりも、太い管の中を低速に流れている静脈のほうが、高い血流値を示します。

血管壁が厚い動脈においては、血管内部までレーザーが浸透せず、動きのない散乱粒子(血管組織)が反映され、血流値が低くなります。
逆に、血管壁が薄い静脈においては、血管内部までレーザーが浸透し、動きのある散乱粒子(血球)が反映され、血流値が高くなります。



このような事情で、
「LSFGでは動脈と静脈の血流を数値で比較することはできない」とか、
「網膜血管の血流が40で、脈絡膜血管の数値が10だからといっ て、脈絡膜では網膜血管の速度に比べて1/4です」といった
議論はできず、あくまでも「同一部位の血流の変化を比較することはできる」という点にご注意下さい。